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おでかけライブ in 宇都宮 117 春まつり2007

イベント情報

配布予定作品

無料配布

ペーパー (【PDF】 サークル雪待終夜情報紙 No.4 [1.1MB]
 雪待終夜ペーパー、第4弾。
 毎度恒例の栞です。同人誌を買って下さった方に一冊あたり一枚、添付しました。配布には至りませんでしたが、新しいバージョンの栞も今回のイベントから正式デビューです。
栞(ショコラVer)
 同人誌ショコラに使った紙を再利用する形で作った栞です。スペース上だけではなく、チラシ置き場にペーパーと一緒に配布しました。

記録

即売会報告

 イベントの二日前まで実家に帰省しているため、今回も早めにイベントの準備を始めました。あまりにも順調に進み、イベント前日の17時の時点で何もすることが無くなり、「絶対何か忘れている」と不安に思ったほどです。
 案の定、サイトのURL変更のお知らせする紙を作り忘れていたのですが、余裕を持ったスケジュールでしたのですぐに作ることが出来ました。

 昨年の12月から続いている連続イベント参加も、2月の高崎で終了する予定だったのですが、急遽宇都宮への参加を決定しました。と言うのも、経験不足という点や、大きなイベントを見てみたいという欲求に駆られたからです。これについては2月23日の日記にて詳しく記述しているので、そちらをどうぞ。
 同日開催イベントには東京の都立産業会館でTATHONと呼ばれる創作系同人誌即売会が行われていて、参加費も2000円と安かったのですが、イベントのイメージが全くつかめなかったため、おでかけライブを選択しました。募集スペース数すら不明でしたし。

 会場は駅から15分ほど歩いた場所にありました。迷うかなと思っていたのですが、目の前の腐女子の群れに付いていくだけで自動的に会場に連れて行ってくれるのでありがたいものです。サークル数や一般参加の数が多いと、迷いませんね。
 会場に着くとサークル入場すら始まっていないのに、一般参加者の列が会場外にありました。人数にして150人ぐらいは並んでいたかも知れません。一瞬、これがサークルかなと迷ってしまったのですが、ネットを持っている人(笑)が会場に入っていったので、その人の後を付いていくと「サークル入場最後尾」の札がありました。
 予定の10時10分になっても入場が始まらず、結局15分頃になって入場開始。私に番が回ってきた頃には25分になりました。パンフレットの料金が700円で前の人が1000円札ばかり出すものですから、料金を受け取る人が私から料金を貰う前に300円を握っていたのは笑ってしまいました。丁度700円出すのが申し訳なかったです。

 何かと沢山の初めてに恵まれるイベントでしたが、今回の初めては、スペースが壁に向かっているという状態です。普通、向かい側にも別のスペースが存在するのですが、今回は向かい側に壁があったのです。1000SP募集での450SP強ですから、目の前の通路が非常に広く、シャトルランでも出来るのでは、と会場で思ってしまいました。
 高崎や八戸(の初期)で、会場中にサークルがあるという状態になれていると、目の前の通路がコミケの大通り並みに広いのには不安になってしまいますね。それに、SPすらありませんし。
 ひとまずそう言ったふの感情は押し殺して、ディスプレイをスタンバイ。新しい搬入道具の使い勝手も好調で、入場サークル数の都合で10時30分頃から準備を始めたのですが、50分には準備が終わってしまい、ペーパーを折る時間も用意できました。

 会場を見渡すとユートリーの2個分、東1の半分と言った大きさでしょうか。そこに450SPの机が配置されています。机の上に配置確認表が置いてあったのはサークル数の多さ故でしょうか。サークルの後ろ側は比較的広く、二メートルぐらいはありそうです。高崎や前橋の感覚で用意をすると、後ろがあまってびっくりします。人が通るときに椅子を引かなくていいのは凄く楽ですね。通る側としても、申し訳ないなあと思ってしまいますし。

 会場間際、新しいアイディアとしてチラシ置き場にペーパーを置くと言うことも実践。ところがここで一つ問題が。チラシ置き場にペーパーを置くためにはスタジオYOU側に見本を一部見せなければならないのですが、この時「奥付に住所を記載してください」と言われてしまいました。
 ペーパー住所を記載した経験など無く、過去のYOUイベントでそのような要求をされたことが一度もなかったので、今回もその乗りで居たのですが、少し出鼻をくじかれてしまいました。
 後日、スタジオYOUのウェブサイトでチラシ置き場の使い方を見たのですが、住所を記載するようにと言ったルールは書いていませんでした。

「チラシ置き場」を利用するには特別な手続きなどが必要なのでしょうか?

見本としてチラシ置き場に置く配布物を1部本部にご提出下さい。無断でのご利用はかたくお断りいたします。

 確かに、スタジオYOUに関してはサイトとパンフレットで書いてあることに食い違いがある事が多々あり、どちらに合わせるかは毎回悩むのですが、今回のようにそもそも書いていない場合はどうすればよいのでしょうか。

何度か申し込みをしています。ペンネーム変えたいのですが、事務管理上問題がありますか?

サークル名、代表者名、住所、TEL番号が変わる時は申し込み用紙の余白に赤字で一筆添えてください。PNは変更しても問題ございません。

 サイト上ではこのように記述してあるのですが、パンフレット上では「所定の用紙(パンフレットに付随している)に変更箇所を書いた上でこちらに郵送してください」等といった文章が記述してあるのです。

 可能性としては、冊子紹介の部分を通販として受け止められた(通販をする場合は住所を書かなければいけない、と言うのはスタッフの談(もちろんこれも初耳))可能性もあるのですが、ペーパー上では通販は実施していませんし、その旨を伝えたのですが、やはり住所が必要なようです。
 ひとまず今回はチラシ置き場の利用に関しては承諾を得られたのですが、住所が必要となれば、次回からチラシ置き場を使うのは遠慮せざるを得ませんね。悪い話ですが、イベントの帰り道にペーパーが捨ててある光景を目にすると、個人情報流出もいいところですし。

 さて、ごたごたとワクワクが入り交じった状態でイベントはスタートしました。今回は左隣のサークルさんが欠席。ここのところ小康状態だった、両隣のどちらかが必ず空白スペースになる法則が復活気味でしょうか。

 今回はとにかく色々なことを試してみる、と言うのが目標で、宇都宮へのイベント参加自体も色々なことの一つでしたが、簡単にその他の部分を羅列してみましょう。

チラシ置き場にチラシを置く
 読んで字のごとくです。チラシ置き場にチラシを置いたのは記憶にあるのだけで過去二回のみ。しかも活動初期の頃なのでしばらくご無沙汰していました。多少ごたごたしましたけど、10枚全て無くなってしました。無くなって当然の枚数を選んでいるので、無くならなかった方が泣けてくるのでしょうけど。
ディスプレイをイベント途中で変更する
 私は一度ディスプレイが完了したら殆ど手を加えません。そこで、今回はイベントの半ばを過ぎた頃から、全体の並びや位置を変えたりしていました。人の目がとまりやすい並びが少しだけ理解できたような気がします。
内職をしない
 サークルの方針もあるのでしょうけど、私は基本的にイベントにおいては静的です。それこそ、立ち止まって注目している人に対して「良かったら手に取ってみてください」と言った言葉はかけますが、それ以外はありません。それどころか、時間が有り余るので何時も新作の原稿を書いていたりします。
 今回はあえて新作の原稿を書くのを止め、4時間の間、内職をすることなく待ってみました。と言うのも、買い手側の意見が、「サークルが何かに没頭していると声を掛けづらい」、「サークルが何かに没頭している方が本を読みやすい」と言うように別れているからです。
 この辺りの反応を試す意味でも、今回は正反対の行動を取ってみました。
ディスプレイの変更
 大幅というわけでもないですが、細かな改造を施したディスプレイになりました。スペース内部から見ていた限りでは、視線が行ったり来たりしないので、見やすかったのではと思います。個人的には、お品書きの配置が今までで一番ですね。

 とまあ、書けることだけを書いてみましたが、それぞれに収穫があったので、移動における体力の浪費など問題点がありますが、楽しかったイベントです。お隣のサークルも、時々前橋に参加しているとのことなので、また会えるかも知れません。

 総評としては、読み手の方から「オリジナルですか?」とか「小説ですか?」と声を掛けられるのはとても嬉しい、と言うことですね。


 それにしても、会場のアナウンス、「おでかけライブ イン 宇都宮」で、アクセントが「おでかけライブ、イン宇都宮」だったのには何度も笑わせられそうでした。
 あと、会場BGMで、準備中にパチュリーのあの曲、イベント前半でSound Horizonの「エルの絵本【笛吹き男とパレード】」、後半で「朝と夜の物語」が流れました。でも、半ばで流れた「バレンタイン・キッス」の野郎バージョンが、一番笑えました。最後の締めにドスの利いた声で「バレンタイン・キッス」なんて言われたら、絶対笑うって。

初出: 2007年3月23日
更新: 2007年3月23日
著作: 鈴響雪冬
Copyright © 2007 Suzuhibiki Yuki

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